2011年9月21日水曜日

堺市で有名な「かん袋」


かん袋は元徳元年(1329年)に創業のお店で、(売り切れになりますと、営業終了とさせて頂きます。)売り切れ御免の人気の甘味処です。 商品はくるみ餅だけです。。

大阪は堺市にあります。場所はちんちん電車(阪堺線)寺地町駅付近

鎌倉時代末期に和泉屋徳兵衛が和泉屋という商号で御餅司の店を開いたのが始まりのようです。5代目の忠兵衛が、当時貿易港として栄えていた堺に、明国等より入荷した農作物を利用して、塩味で挽き合わし餅をくるんで茶菓子を創案して、これを「くるみ餅」と名付けました。その後、ルソンから砂糖が輸入され、甘味が加えられ現在のくるみ餅になったようです。(かん袋の説明より)
安土桃山時代に、豊臣秀吉が大阪城を築城し、その際に堺の商人へ多額の寄付を要求しました。文禄二年(1593年)の春中頃、桃山御殿が完成したのを機会に、秀吉は寄付金の礼として堺の商人納屋衆を招きました。その時、天守閣は瓦を葺く工事中でした。暑い日盛りの下で、蟻がえさを運ぶように職人が一枚一枚瓦を運び上げていました。この様子を見た和泉屋徳左衛門は、容易に片付かないと思い、毎日奉仕に出ました。餅作りで鍛えた腕力を使い、瓦を取っては次から次へと屋根の上に放り上げました。瓦は春風に煽られて、紙袋がひらひらと舞い散るように屋根に上がりました。そこに居合わせた人々は、度肝を抜かれました。これを見た秀吉が、「かん袋が散る様に似ている」と、その腕の強さを称えました。秀吉は、「以後かん袋と名づけよ」と命じ、それより「かん袋」が、和泉屋の商号になったとか。
そのかん袋の人気メニューがくるみ餅です。
テイクアウトはポット入りというのと壷入りというのがあります。ポットはタッパなんですが、壷入りはホントに壷に入ってました。
くるみ餅という名前から胡桃味もしくはクルミ入りのお餅だと思っていたんですが、白玉団子に緑色のあんこがかかったものでした。ようするにお餅にあんがくるまっているところから名づけられたそうです。
食べてみると白玉がムッチリ弾力があって柔らかく絶妙です。
茶菓子の最初の形だそうです。

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