半村良か小松左京の小説だったように記憶。 年寄りの妄想の中で軟弱な若者に憤り感じながら軍靴の響きの中で愛国心に満ちた若者が整然と行動する自身の軍隊生活への郷愁から世間のマスメディアの扇動で軍国化していくような事が書かれていた。
記憶に不確かな事があって話を誇張しているかもしれないが、軍靴の響く社会へと急激に変化していく事が書かれていた。
何故と問いかける余裕すら与えられないほどの急転直下のように話の展開がなされていた。
その辺くだりを思い起こすと尖閣諸島と北朝鮮問題から日本のマスメディアは挙って愛国意識を盛り上げ出した。
産経 ・平和と安全守るに必要だ/民主党は見解を明確にせよ(11月27日付) 「『陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない』とする憲法9条が、いかに現実から遊離しているか」( 「独立国として国家や国民を守るために必要な強い軍隊を保持するという当然のことが戦後、疎(おろそ)かにされてきた」
読売 ・本質的な憲法論議に踏み込め(11月28日付) 「憲法に、自衛のための組織を明確に記すことは当然だ。自衛隊の法的な位置づけを巡る混乱に終止符を打つべきである」
朝日 ・自衛隊でなぜ悪い(11月29日付)
毎日 ・名称変更の意図を疑う(11月27日付) 「他国並みの軍隊に衣替えしようという意図があるのかもしれない」
日経と東京は、自民党の政権公約発表を受けた社説の一部でこの問題に触れていた。
日経は「自民党はこれまで改憲を党是としつつ、実際の動きは慎重だった」とし、「自衛隊の国防軍への改組」などには幅広い議論を、と慎重さを望んだ。
東京は「改憲は喫緊の課題なのか」「自衛隊の国防軍化には、あえて反対したい」 と
現憲法9条を棚上げして自衛隊に於ける軍隊を公認する論議から始まり出し 憲法改正へと雪崩れ込もうとしているようだ。
ここに寺田寅彦氏の(昭和九年十一月、経済往来)に書かれた《天災と国防》を読むと時代は一つも進歩していないように感じる。 日本のマスメディアもまた同じ道を歩もうとしているのか。 責任を取らない無責任な知識の扇動だけはやめてもらいたい。
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